私は普段、棚谷さんから、歌や、スピーチの、ボイストレーニングを、していただいています。
これは、声を録音、波形化し、精査し、「良い波形」が出るようにチューニングしていくメソッドで、今回は「音声療法」を受けてみました。

私は今まで、様々な楽器を使うセッションは、何回も受けてきたし、自分自身、セラピスト・カウンセラーとして、施術の提供もしてきました。
けれど、この「音声療法」は全く始めての体験。

静かなサロンで、ベッドに横になり、目を閉じると、まず「無音の音」が脳へ届き始め、棚谷さんが静かに滑るように様々な楽器を泰で始める。

そして私は、一気に「あの世界へ」飛び込んでいきました。

これは、瞑想修行で、行きたいと願い、結果到達することができた、あの「天国以上の世界」。

上でも下でもなく、現在でも過去でもない時空に、ぽっかりと浮かび、宇宙のすべてと繋がっている「至福」に満ちた、あの世界。

そして、スピリチュアルなメソッドを勉強し、研究し、研鑽していたン十年前に、よくよく感じていた「体感」。
目に見えない、軽いけれど、量感のある、ふわふわの羽毛布団ですっぽりくるまれ、空中に浮かんでいる体感。

そのような体感は、本当に久しぶりでした。
ン十年前、人間として瀕死状態だった自分が、瞑想修行によって恢復していったあの時期の経験体感を、懐かしさを伴いながら、久々に感じさせていただきました~。

そして、興味深いことは、セッション後に歌ってみると、まったく違う声が出ること。
さっきまでの自分の声とは、まるで別ものかと思うほどの変化。

更に興味深いのは、スピーチも分析してもらうと、私が普段、生徒さんやクライアント様にお話しする時には、「離見の見」を自然と使っているということが波形に表れるということ。

これは、話している自分と、それを高いところから観察し、会場全体、参加者さん全体を見守っている、複数の自分がいる、いわゆる「分身の術」「複眼」を使っているということの証明ともいえるということ。

また、何故講師やカウンセラー、コーチをやっているか、何を皆さんにお伝えしたいのかの原体験である、幼少期の記憶に戻ると、歌う時とは、全く違う波形が出ている。
私の存在が、誰かのお役に立ってほしいという願い、自分の「想い」は、「本物」であると、自信を持つことができました。

今回、セッションで良く分かったことは、音声に嘘は付けないということ。
音声にその人の全てが現れるということ。

そして、、セラピストやカウンセラーのような人間は、常に、チューンアップ、メンテナンスが必須。
しかし、「この方は」という方と巡り合えることは、奇跡に近い。

私はその出会いに恵まれ、タナヤ先生と「奇跡」の出会いができたのだと感じます。

音声療法は、「声」に含まれる情報を、視覚化することによって、誰にでもすぐわかるものとして、今から未来へ向けて、必要な情報を教え、導いてくれるものだと思います。