人間として成長するために必要な行い


「人間は考える葦である」という言葉をご存じですか?
17 世紀にフランスで活躍した科学者で哲学者であったブレーズ・パスカルが残した言葉です。彼の書いた随想録の文に「人間はひとくきの葦にすぎない。自然の中で最も弱いものである。だが、それは考える葦である。」という一節があり、そこから出ています。

人間というのは弱い面もたくさん持っていますが、「考える」という働きがあるから偉大であるという意味です。
悩むこと、疑問に思うことも考えるという一言にまとめられると思います
若いうちに「人生について」「将来について」考え悩むことは精神的に成長が出来るとても重要なことです。
疑問に思うことも大事です。そして日常の中でみつけたちょっとした疑問が、科学の進歩に発明に繋がります。そこまで大きな疑問でなくても、世の中の常識が全て正しいと鵜呑みにせず、当たり前だと言われていたことにも疑問を持つ目を持ち、自分なりに検証してみることは成長に繋がります。

繊細な人は、ちょっとしたことでも自分と人との関係を気にします。人との距離感について敏感なので、人間関係で悩んだりします。
あの人は私のことをどう思っているのだろうか?この人はどうしてこんな態度を取るのだろう?私の一言で、この人の表情がこわばってしまった。気分を壊してるのではないだろうか?

ただ、人間関係の悩みは、永遠には続きかないということも知っておいてください。小さなコミュティを世界と捉えれるのなら、そういう世界はたくさんあります。前向きにとらえて、どうしても人間関係での悩みが消えないのなら、その場から離れることで解決されます。


前向きであることは大事です。肯定的に物事を捉える。目の前のことが上手くいかなくても、やれるだけのことをしたのなら、結果が全てではない、この経験が次に役立つし、運も向いてくるとマイナスではなく、プラスにとらえて生きることは、運気を呼び込むことに繋がります。前向きで明るい人に人は集まります。前向きな波動はエネルギーが強いです。

人間は成功したことを覚えているよりも、悪いこと、失敗したこと悔やんだことを覚えている方が多いです。でも過去を振り返って、悔やんでいても、未来が良くなることはありません。過去は過去で忘れる。気持ちの切り替えを出来るだけ早くすることは生きる上で大事です。忘れることが出来るから人間は成長するのだと思います。全てを覚えている人は、過去の自分の行為に後悔や恥ずかしさを忘れることが出来ず大変だと思います。

今生きていることを喜びましょう。上を見てもキリはありません。下を見てもキリはありません。今を生きていること。今が全てであることを感じて、今を感謝して、賢明に生きようと思うことが好転した人生になっていきます。人は慣れやすいです。当たり前に思っていることも、偶然の連続で成り立っています。平凡であることも幸せなことです。感謝する気持ちを忘れずにいることは大事です。

最後に自分自分を見つめることです。考える事、相手を思うこと、前向きであること、忘れること。全て大事ですが、これをやり過ぎてしまっては、逆にマイナスになります。バランス良く出せることが大事です。何事も過ぎ足れば及ばざるがごとしと言います。そのためには自分自身を見つめることを定期的にしましょう。